介護施設向け 介護記録支援システム「でらケア」

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開発秘話

でらケアが開発されたワケ

開発にいたった理由

一人暮らしをする高齢者が増え、昨今では“独居老人”という言葉も耳にする世の中となってきました。高齢化に伴い年々増え続けている一人暮らしの高齢者は、今では男性で10人に1人、女性で5人に1人が一人暮らしをしていることが明らかになっています。
少子化・未婚率の上昇など、様々な事情から今後も独居生活をされる高齢者は増え続けるといわれ、現代の社会から孤立してしまった高齢者の『孤独死』も、今では他人事では無くなってきたように思います。
さらには、介護の現場も同様に、入居される人口が増える一方「介護スタッフの労働量」や「労働人数の減少傾向」などあらゆる問題も多く含んでおり、介護の現場も充実しているとは言えない現状です。

そんな“社会からの孤立”と“孤独死の増加”、そして“介護現場の過酷な状況”などの様々な背景を知り、まず商品開発に至ったのが『おだやかタイム』です。

孤立する高齢者の増加や介護現場の作業効率の向上を、私たちで何か出来ることは無いか?そう考えたのが開発のキッカケでした。

商品開発までの道のり

はじめは在宅向けに作られた商品でした。
起こりうる『孤独死』の増加を止めるため、遠方に住むご家族・独居の高齢者宅に通われる介護スタッフの方にとって『いま、元気でいるかどうか』が見えるクラウドサービスが作れないか?というのが開発の始まりでした。
遠くにいても、離れていても、在宅状況や高齢者の方の動向が目で見てわかるというサービスです。

開発を進めていく中で、ある介護施設の方が興味を持ってくださいました。介護施設でこのクラウドサービスを使うことで何か得られるのではないか?という話でした。

介護施設には他にも多くの設備が整っており、数名のスタッフも在籍している環境です。ベッド上で分かる情報も多く、ご利用者様のあらゆる情報が把握できます。それらはバイタル等の日々必要な情報であったり、あまり利用されない情報だったりと多岐に渡ります。

そしてそれらの情報は“1人のご利用者様に対して1人の介護スタッフ”が、日々手書きで管理していました。

開発を進めていくにあたって、現場スタッフの皆様の声は貴重なものでした。 業務で大変なこと・改善したいと感じることなどを聞いてみたところ、「作業工数的にはそこまでかからないが、毎日ご利用者様1人1人の情報を最後に書き写すという作業が大変」という声が一番多く挙がりました。また、夜間になると管理室に夜勤スタッフが1人常駐するというケースがほとんどであり、施設全体を見きれなくなるといった現状を知りました。

では、介護施設のスタッフの皆様にとって嬉しいサービスとはなにか?

  • ・ご利用者様1人に対し、膨大な情報を記録する作業の効率向上
  • ・管理室から離れていてもご利用者様の動きが正確に見えること
  • ・その情報がいかに簡単で、日々の業務で管理しやすいシステムであること

これらを踏まえたうえで必要なサービスや機能を搭載し、介護スタッフの方にとって使いやすいものを開発しようと考え新たな製品の開発を進めてまいりました。

開発にあたって大事にしたこと

開発にあたり最も大事にしたことは、介護施設のスタッフにとって使いやすいシステムであり、扱いやすい製品でなければいけない。というのも、介護施設には通常すでに管理端末が存在しています。
端末をつかってご利用者様の情報を調べていくものです。それら端末には現状『情報を精査する』という機能はあっても『電子化・書面化』する機能は備わっていませんでした。それゆえにスタッフの方々は、個々のデータを日々カルテなどに記載していくという作業が必要でした。
そこで、今回新たに開発した『でらケア』には、それら個々の情報を電子化し、書面におこすことが出来る機能を搭載しました。それにより日々の作業量を大幅に減らすことを実現することが出来ました。

しかし、もうひとつの課題である『使いやすさ、扱いやすさ』これに関しては非常に時間がかかりました。介護現場ではすでに介護用端末が存在していることと、スマホ等の端末に不慣れな方も大勢いらっしゃるという点で悩みました。
医療機器(カルテ)の電子化によるペーパーレスが普及してきている現代の医療業界ですが、まだ介護業界にはあまり浸透していないように感じました。

その後、タイミングよくスマートフォンの普及率も増え、以前より多くの方がタッチパネルに抵抗がなくなってきたこともあり、徐々に『でらケア』のような介護記録支援アプリが受け入れられやすくなったように思います。
これは本当にタイミングが良かったのかと思います。医師や院長の方など『電子化』に抵抗がない層が導入を進めたとしても、実際に手にして作業するスタッフにとって使いづらく、扱いづらいものであっては意味がないからです。

『でらケア』は、特に介護スタッフの皆様にとっていかに使いやすく、扱いやすいものであるかどうかが大事でした。
何度も使ってみた感想をお伺いし、使い心地を確認。改善点があれば些細なことでも直してみる。それらの繰り返しで、現在の『でらケア』が商品化にいたりました。

今後の『でらケア』について

『でらケア』を通じて、今後もより良いサービスを提供し続けていきたい。
介護現場だけでなく幅広い環境にて採用されるクラウドサービスでありたいと考えています。
情報の見える化と、電子化によるペーパーレスの実現は、介護現場だけでなくあらゆる分野に対応していけるものだと感じています。

まだまだ改良の余地があるかもしれません。開発を進めていくにあたって現場の声は貴重なものになります。今よりも更に多くの方にご愛用いただくために、私達はこれからもより良いサービスの向上を図っていきたいと考えています。

開発、商品化は簡単なものではありませんし、大変な道のりです。
しかし、開発したものを喜んで使っていただける方の「ありがとう」を聞くことでもっと喜んでいただけるサービスを開発したいという気持ちとやりがいが満ちてきます。

安心見守りシステム『おだやかタイム』と介護記録支援システム『でらケア』を合わせてご利用いただくことで、介護される側と介護する側の両面で大きなメリットを感じていただけるサービスとなります。
無料お試しのトライアルもございますので、是非一度手にとってお試しください。

いつかご利用者様の声としてお伺いできる日を、スタッフ一同心からお待ち申し上げます。

電子化を一度諦めた施設の皆様も♪どんなことでもお気軽に♪

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