ー利用者を案じている家族のためにー
介護記録は、利用者の様子をきちんと知りたい、という家族の気持ちにこたえるためのものでもあります。
「利用者本位」を少し広い視点でとらえ「利用者サイド」と考えてみると、そこには「家族」の存在があります。
現場の介護を書き記した「介護記録」は、家族に利用者の生活状況、介護サービスの内容を知らせるためのものでもあります。
家族は利用者が介護されているときの様子を気にかけています。
・施設でどのように過ごしているのか、
・ほかの利用者と仲良くしているだろうか、
・体調はどうだったか
など、離れている間の利用者の様子を知りたいと思っています。
家族が一人暮らしの利用者と離れて暮らしているような場合は、なおらさらでしょう。
介護記録は、そのような問いや疑問に答えるための情報源になります。
「介護記録」は家族の疑問に答えるものですが、通常は「介護記録」をそのまま家族に見せることは少ないかも知れません。
連絡帳のようなものでコミュニケーションを取っているのではないでしょうか。
「介護記録」はその連絡帳の情報源としての役割も果たします。
しかし、家族から情報開示を求められた場合は、事業所や施設は「介護記録」を家族に見せる義務があります。
昨今の色々な事故や事件の影響か、近年は開示請求が増えてきているそうです。
そのため、現場の介護スタッフは、利用者の様子やサービスの内容をきちんと「介護記録」に書き記していく必要があります。
内容もさることながら、丁寧で読みやすい字であることも求められるので、忙しい現場では大変なことです。
記録を電子化していれば、字の丁寧さについては気にする必要がないので、電子化のメリットの一つとなります。
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