でらケアは、実際に介護施設で使用しているチェック表をベースに設計しました。
今回は「バイタルチェック表」を詳しくご紹介します。
開発にご協力いただいた介護施設では、「バイタルチェック表」は次のように使われていました。
①介護職員がその日の入浴予定者のバイタル測定し、チェック表に記入する。
事前準備として、前日の夜勤者が入浴予定者を書き出しておく必要がありました。
②看護師が各フロアのチェック表を見てまわり、利用者が入浴してもよいか判断する。
判断に迷う利用者については、バイタルの再測定を行います。
バイタルの再測定は、介護職員に依頼する場合や看護師が測定する場合があります。
介護職員が測定した場合は、再び看護師に判断を仰ぐのですが、看護師が近くにいない場合には、看護師を探します。
この際、測定者がチェック表を持って行動するため、他の職員が「チェック表どこ?ないんだけど・・」と探しまわることもよくあります。
③入浴担当の職員が、チェック表を確認し、入浴の許可が下りた利用者の入浴介助を行う。
バイタルチェック表を電子化する際、いままで紙で行ってきたことができなくなってしまっては、職員に負担が掛かってしまいます。このような背景のもとで『でらケア』の「バイタルチェック表」が完成しました。
実際の使い方を上記の流れに沿って見ていきましょう。
①介護職員「今日の入浴者のバイタルを測ろう」
あらかじめ各利用者の入浴曜日を登録しておくと、入浴日には名前の横にお風呂のアイコンが表示されます 。
毎日、入浴者を書き出す必要がなくなりました。
各入浴者のバイタルを測定した介護職員は【Ns確認依頼】をタップします。
②離れた看護師の端末にバイタルの確認依頼を通知が届きます。
通知を受けた看護師は、確認用の画面で入浴の許可や再測定の指示を出すことできます。
看護師「佐藤さんは入浴してもよし、山本さんは熱と血圧が高めなので、もう一度測って判断しよう。」
「加藤さんも入浴してもよし」
【確定】をタップすると、結果がバイタルリストに反映され、再測定者がいることを通知します。
看護師はどこにいても各フロアのバイタル測定結果を確認し、入浴や再測定の指示を出すことができるようになりました。
再測定の通知を受けた介護職員は、山本さんのバイタルを再度測定し看護師に確認依頼を出します。
確認の依頼を受けた看護師は再び山本さんのバイタルを確認します。
山本さんの熱と血圧が高いことを確認した看護師は、山本さんに会いに行き、入浴を中止と判断します。
③バイタルの確認結果は、入浴リストにも反映されるので、入浴担当の職員は自分の端末で確認することができます。
チェック表を見に行ったり、電話で確認する必要はありません。
でらケアのバイタルを使用すれば、看護師やチェック表を探す手間もなく、介護職員、看護師、入浴担当職員がそのぞれの端末を使って情報を共有することができます。
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